「冗談だ。…仕方ない、行ってやるか」


カバンを持って、3年の教室に向かう。


黒板に書かれている通り、2年の席につく。


「あ…」


つい、声が出てしまった。


隣りは、あの柏崎先輩だったからだ。


「……何」


不機嫌そうな顔で、睨むようにしてこっちを見てる柏崎先輩。


「…いえ、別に」


やっぱり、噂通り俺にかかわるなオーラ半端ないなぁ…。