誠side 「あ”ー…」 眠い。 この上ないくらい眠たい。 こんな日は、早く家に帰って寝たい。 うん、寝よう。 カバンに教科書などを適当に詰め込んで、席を立った。 ……その時。 ヴー、ヴー 携帯が、震えた。 「…?」 誰だろうと思い、メール画面を開く。 〈伝えたいことがある。今から、教室に行くから、待ってて〉 柏崎先輩からだ。