「あ、でもこのクッキーはもらってもらえますか?持って帰るのも、あれですし…」
「あ、あぁ、うん」
「それじゃあ、また明日!お先に失礼しますねッ!!」
カバンを持って、急いで教室を出た。
もう、限界に近かったから。
「あ…」
先輩がなにか言いかけていたけど、私は気にせず廊下を走っていった。
『最勝寺さんとは、いい友達ってことで、いいかな?』
嫌です、先輩。
私、ワガママな女ですから。
友達のままなんて、嫌です。
私、先輩の特別になりたいです。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…