「!」 そう言って先輩は、なぜか私の口を手を押さえた。 空いているもう片方の手で、自分の口元を隠している。 「っ…」 恥ずかしくて、顔に熱が集まるのが自分でも分かる。 先輩の少し冷えた手が、心地いい。 「…俺、褒められるの慣れてないから…。これ以上、喋っちゃダメ」 そう言った先輩の顔は、私でも分かるくらい真っ赤で。 そんな先輩の意外な一面を見せられて、私の胸はきゅーってなって。 先輩の意外な一面を見れた嬉しさが、胸いっぱいに広がった。 少しして、先輩は落ち着いたのか手を離した。