私と先輩。



やっと、自分の気持ちに気付けて、スッキリした。


恥ずかしいけど、なぜか、幸せな気持ちでもあって…。


今までに経験したことない、そんな気持ち。


この気持ち、大切にしたいな…。



その時――。


バタァン!!


突然開いたドアの音にビックリして思わず肩が跳ね上がる。


「あー!いたいた誠ー♪もう、何してたのー?」


満面の笑みでこっちに走ってくる奏。


「奏」


「ん?」