「あ、これカワイイ…!」 洋服を選んでるひなたちゃんは、本当に楽しそうだった。 私は洋服にあまり興味がないので、楽しそうなひなたちゃんをずっと見てる。 「あの、試着してきていいですか?」 「あ、どうぞー♪」 ひなたちゃんは気に入ったであろう洋服を持って試着室に入っていった。 待ってる間、店内をぐるっと見回す。 あ、あの服奏が欲しがってたなぁ。 「――…あの、誠さん」 ひなたちゃんの声が聞こえたので、もう終わったんだろう。