「うえ~んッ!聞いてよ誠ぉ~!!」 「…」 「う”~!あたしの話も聞いてー!!」 「…また、あの先輩の被害者?」 …疲れる。 その一言しか、出てこない。 私の机の周りには、あの先輩の被害者たちでいっぱいだ。 「う”ぅ…!あたしも聞いてもらってもいいー?」 「…。なんで毎回毎回私なんだッ!!!」 バンッ!と音が鳴るくらい、力を込めて机を叩く。