体育祭での優勝は逃したものの
まだ、文化祭がある。
文化祭では、合唱コンクールがあり
それでも、勝敗が分けられる。
1年C組の課題曲は、「僕らの船」
とい歌だ。
「次は絶対優勝ね!」
と、佳子。
「ああ、もちろんさ!」
と、麟太郎。
「なあ、佳子。優勝したら大事な話があるんだ。」
「…?何?大事な話って?」
「それは、優勝したらだろ?」
「そうだね!がんばろ!」

文化祭当日
この学校の文化祭は、毎年色々な出し物
が出る。
合唱コンクールはとても、迫力がある。
合唱コンクールの結果はぼろぼろの
最下位。
「ごめんなぁ。みんな。」
と麟太郎が言った。
「麟太郎が悪いんじゃないよ!」
「そうだよ」
とみんな口々に言う。
すると、佳子が麟太郎に近づいて
「そうだよ。ところで、大事な話って
何だったの?」
と麟太郎に聞いた。
麟太郎は
「でも、優勝出来なかったし…」
「いいからっ!教えて?ね?」
しばらく沈黙が続いて麟太郎が口を開いた。
「なぁ、佳子…」
「ん?なに?」
「俺は…佳子の事が好きです。
付き合ってください。」
「え…?