佳子と麟太郎は、同じ班になった。
佳子は昔から足が速く今回もリレーの
選手に選ばれた。
麟太郎もリレーの選手にえらばれた。
「お互いに頑張ろうな!」
と麟太郎は、佳子に言った。
「絶対優勝しようね!」
と笑顔で答えた。

体育祭当日、個人競技では優勢だったが
団体競技で一気に最下位になってしまった。
ついにリレーの番になった。
佳子は、アンカーだった。
女子は、アンカーの佳子のおかげで
なんとかい1位になれた。
麟太郎達男子は、途中で1人
転んでしまった。麟太郎の怒涛の追い上げ
は虚しく2位だった。
麟太郎は、落ち込んでいた。
それに気づいた佳子が麟太郎に近づいて
「大丈夫だよ!」と優しく抱き締めた。
麟太郎は、「ごめん」と言いながら
少し泣いていた。
結果は全体の2位だった。