ケンカした次の日の朝は相当気まずかった。(まあ予想してたけど) 朝は母さんと俺と詩織全員出る時間帯が同じな為、毎朝3人一緒に食べていた。 「……アンタ達、なんかあったの?」 詩織と俺の間に生まれた重々しい空気に耐えられなくなった母さんが口を開いた。 「や、ちょっとな…」 ムスッとして機嫌の悪い詩織の代わりに俺が答えた。 「アンタ達またケンカ?!いつもいつもいい加減にしなさい!」 母さんが呆れて言った。