あたしはアイスの器を持ち上げ、そのままアイスをスプーンで口の中に一気に頬張った。 アイスは約15秒で完食した。 「んな一気食いして絶対頭痛いだろ……!」 颯汰が心配そうにあたしの顔を覗き込む。 もちろん、痛い。 「あたし、もう帰るわ。これお代!今日はゴメン!」 「え、あ、じゃあな」 あたしは机に三千円置いてそそくさと居酒屋から出て行った。 居酒屋から出てダッシュで家まで帰って来た。 「…頭痛い……」 一気食いしたアイスの痛みが抜けない。