【続】自己中心的女教師




まあ毎日大事に使ってるし、2日に一回は洗うし。

常に持ち主と同じようにキレイなのだ。


だから、

「先生のバイクいいバイクじゃん」

「何触ってんのよ!!あたしのバイクに指紋とか垢(あか)とかつくじゃない!」

指一本触れさせたくない、いや、確実にふれさせないつもりでいる。

あたしに手を払いのけられた倉田は目を輝かせてバイクを見ている。

ここで一つの疑問が生まれる。


「何でアンタがいるのよ?!」

「バスケ部練習あったから」


そうか……そういやコイツ、バスケ部だったんだ。