「倉田くん休みってさ。ドンマイドンマイ」 エリちゃんがあたしの肩をポンポン叩いた。 「うん……」 「アンタ顔赤いよ?」 エリちゃんに指摘された。 「えっ?!」 「今日やたらにやけてるくない?」 「や、気のせいだって!べ、別にいいことあったとか、そ、そおいうんじゃないから!!」 「(わかりやすっ……)あ、そう」 なんか、このドキドキは誰にも言わず自分だけのものにしておきたかった。