答えが出なかったため、とりあえず倉田を部活に行かせてあたしは一人愛用のバイクにまたがった。 「一旦家帰らなきゃな……」 あたしは家に向かってバイクを運転した。 まあみんな幸せなら、それはそれでいいと思う。 あたしも今、すごく幸せだ。 ほんとささやかで、ありきたりかもしれないけど、今の生活がすごく好きだ。 「麗紗!!」 「おまたせー」 二人幸せっていうのも、悪いものじゃないかもしれない。 【麗紗サイド End】