「そうだよな。ありがとう、望月」 倉田はそのまま屋上を後にした。 「だから教師を呼び捨てするなっつーの!!」 あたしの声が屋上に響いた。 あたしはスマホを取り出しロックを解除した。 【新着メール 一件】 颯汰からのメールだった。 ――――――――― 稲垣 颯汰  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 件名なし  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 話があります。 よかったらいつもの 居酒屋に7時半に来 てくれますか? 待ってます(>_<)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 今日しかない。 今日言おう。 あたしは決心した。