「……え?」 「って言っても今日確信したばっかだけどっ……、最近気がつけば桜井さんのことばっか考えてて…女の子にこんな感情抱いたの初めてで……これ多分俺の初恋…」 倉田くんは顔を真っ赤にして途切れ途切れに話した。 ……てかあたしのこと好きって言わなかった?! 初恋って!! 「ええええっ?!ウソ?!」 「なんでこんな恥ずかしいウソつかなきゃなんないんだよ」 ……それもそっか。 あたしは自分のほっぺたを指でつまんで引っ張った。 「……痛い…」 夢じゃない……!