でも俺はまだ、この気持ちが恋だという確信はついていなかった。
ついこないだまで、女なんて一生わからないって言ってた奴だから。
掃除が終わり、みんなが掃除道具をなおして帰って行った。
俺も部活行こっかな……。
エナメルバッグを背負い、廊下に出ようとした矢先だった。
「どこに行くのよ」
望月が俺のエナメルバッグを引っ張った。
「部活。てか放してください」
なんで望月は俺にばっか突っかかるんだ。
「あんた状況考えなさいよ。桜井一人で重たい1週間分のゴミ持って行ったのよ?女を助けるのが男ってモンでしょ?」


