ああ、いけない。 どうしてもやらしいことを考えてしまう。 俺も、男だ。 今までクラスの女の子のことなんて気にも止めなかったのに……。 「俺消すよ」 俺は桜井さんの手から黒板消しを奪い、黒板を消した。 「あ、ありがと倉田くん!」 桜井さんは顔を真っ赤にしてはにかんだ。 かっ…かわいいっ。 「お、おう」 なんで他の女の子にお礼言われても普通なのに、桜井さんに言われるとこんなに嬉しいんだろう。 もっとやってやるよっていう気になる。 なんでもできそうな気がしてくる。