俺は思わず手に持った箸を床に落とした。 「なんで今日の晩飯がよりによって親子丼なんだよっ!」 俺は詩織に向かって叫んだ。 「ご飯粒とんでるって!むっちゃ汚い!」 詩織は顔を歪ませ、顔をタオルで拭った。 「なんで俺が昼夜連チャンで親子丼食わなきゃなんねぇんだよ?!あれか?俺に対する恨みか?!」 「わっけわかんない!文句あるなら食べなければいいじゃん!!」 「兄妹ならわかってもおかしくないだろ?!」