「うん」 「そしたらさ、アイツなんつったと思う?」 「何」 「謝ればいいってもんじゃないのよ、全部お兄ちゃんが悪いのよ、って!人が謝れば頭に乗りやがって!!」 「それめんどくせぇな」 「だろ?!」 俺は続けた。 「アイツ、俺と絶縁するとか言い出すし!絶縁なめてるだろ!」 「……まぁ、健闘を祈る」 おうサンキュな、と校内の食堂で親子丼定食をがっつきながら俺は返事した。