sweet or bitter?




「そんなんじゃ...ねぇ。」


数分の沈黙を破ったのは

亮だった。


「お前が嫌いなんじゃねぇ。

ただ、いつもより可愛いお前を

他の男に見られたくねぇ。

遅刻してきたら、すっぽかされたんじゃ

ねぇかと思う。デートに誘おうと

思っても断られるのが嫌で誘えなかった。

とにかく...可愛いお前を他の

男に盗られたくねぇんだよ。」