LOVE & HAPPENING【大幅編集中~129Pまで】




直哉の左手が私の右胸にあって

私は思わず叫んでしまった



「ひ、輝…?お前…女…?」


晒を巻いているとは故、
触られたら膨らみがあるのは分かってしまう


お、終わった…


「ご、ごめん直哉!
あとでちゃんと話すから!」


「お、おう…」



頬を赤く染め、ゆっくりと頷いてくれた



「び、びっくりしたけど…」

「ごめんなさい…!」


手の甲で口元を隠し、何かブツブツと呟いている


「あ、いや、大丈夫だよ。
何かしら理由があると思うし」


そう言って優しく微笑んでくれた


「ありがとう!」


「それより気をつけながら早く進もう」




直哉に右手を繋がれて滑る道を上手に滑っていく


そして無事に抜けることができた




『悲鳴が聞こえたが、やはりツルツル滑るローション塗れの道を進むのは難しかったのか!?』



難しいよ!

しかも女ってバレちゃったじゃない!



「ははっ、なんか災難だったね」


「ほんとだよ…」



苦笑いしている直哉は後ろを振り返って何かを確認していた


「まだ皆きてないようだな…」


そう言って私を目を見てきた



「誰かに聞かれることも抜かれることもないだろうし…

なんで男子校に来たか進みながら教えてくれる?」


優しい表情で問いかけてきた直哉に悪気はせず簡単に全部を話した