そう言って直哉は上手に滑りながら道を進んでいく
クラスは同じだとしても負けるわけにはいかない!
「直哉!ちょっとまっ…きゃあ…!」
道に入ったとたん足を滑らせて前に倒れていく
周りがスローモーションのように感じる
「ひ、輝…!」
直哉の声がしたけど、顔を打ちそうな勢いだったから目をギュって瞑った
━━━━━ドンッ!
床に激突したのにそこまで痛みはなく
何か温かいものに包まれている
ギュって瞑ってた目をゆっくり開けてみると
そこにはドアップの直哉の顔があった
「な、直哉…?大丈夫…?」
びっくりしたような顔をした直哉
「ど、どうしたの?なんか痛むことろが…」
ん…?
私はある違和感を覚えた
その違和感がある方へと目をやってみると
「え…ぁ…きゃー!」


