よく分からないままプールまできた
『プールの上に敷いてある蓙を渡ってもらいます!』
これを渡るの!?
横約15メートルに敷いてある蓙
落ちたらずぶ濡れじゃない…?
「輝、スピード緩めたら落ちるぞ」
「おう!」
スピードを緩めず全力疾走
風に揺られているプールの水面の上にある蓙の上はとても走りにくい
でも、なんとか持ちこたえ落ちずに走り終えた
『青班、プールも難なくクリア!』
結構体力消耗するんだけど…
あといくつあるんだろう…
『次は中庭です!』
放送がなり、中庭に向かう
ふと振り返ってみてみると後ろには誰もいなかった
「後ろついてきてないね」
「結構きついからな」
きついって言ってるけどそういう風には全然見えないよ…
流石爽やか少年!
「…ねぇ…これなに?」
「俺に聞くな」
中庭につくなり絶句してしまった
中庭には曲がりくねった道が出来ていて
何故かテカテカ光っている
「触ってみたけどローションみたいだな」
この上を走れっていうの!?
ローションってツルツル滑るやつだよね?
「まぁ、行くしかないよな」


