鞄から携帯電話を取り出して 光の反射で見えにくい画面に 目を凝らす そこには『沙夜』の文字 メール画面を開くと 沙夜の焦りが伝わる ―――――――――――――― from・沙夜 20XX/8/12 12:45:39 ―――――――――――――― わーん!莉亜ごめんっっ! 彼氏の家泊まってたら 寝坊しちゃったよ~ 今向かってる(涙) ――――――――――――――― そんな内容に微笑んで 『待ってる』とだけ返信して 携帯電話をまた鞄に直した