目の前に居るのは
同期生だった雅也


同窓会ぶりに会った



「なにしてんの、」



「え…あの…ちょっとね」


戸惑いながらも
下を向いたまま答える私の
顎を持ち



強制的に上を向かされた




「ホストクラブから出てきただろ
つか…なんで泣いてんの」



綺麗な顔を見つめられて
思わず下を向きたくなるのを

手で制御されてしまう




「え…?泣いて…」


私は乾いたと思っていた
頬を触った