「千広、ぶつけたとこ見せて」

「・・・うぅ」



蓮君が心配そうに、少し呆れながら
触るおでこの体温が上がる。



第一、電柱に頭突きしたってのが
恥ずかしいのもあるけど・・・、


体温が上がるのには
もう1つ理由があった。




顔・・・顔が近すぎッ!!!


瞳と瞳が重なる。

いつもなら蓮君の目線のが高いのに。


わ・・まつげ長いな。

整った顔で、やっぱりカッコいい。


おでこから伝わる蓮君の体温。

私より低くて、
ひんやりして気持ちいい。









なーんてこと考えてると。