「…あの」
「何だよ」
「痛くないんですか…??」
話を変え、タナティーの頬を見つめる。
少し赤く腫れてて痛そう。
タナティーは一瞬呆然として、笑いだした。
「相沢にも気遣うこと出来たんだな!!あははくっそ腹いてぇ!」
「な……!!!??」
何なの…っ!??
せっかく心配してあげたのにッ!
イライラがおさまらない。
蹴ろうとする足を止めぐっとこらえた。
相手は教師 相手は教師 されど教師……!むかつく
丁度チャイムが鳴ったので、さっさと教室に戻ることにした。
「授業終わりそうなんでもう行きますね「待った」
出ていこうとドアに手をかけた手にタナティーの手が重なる。


