「ずっと・・好きでした」



ふいに聞こえた、
恥ずかしいような、少し震えた声。

それは私が寝ている
ベッドのすぐ横から・・・。



・・・・やや!?
これは世に言う告白現場ってやつ!?

予期せぬ事態にテンションが上がる。

ほら、アレ。
“恋バナする女子のテンション”。




私は保健室のベッドの
カーテンの隙間から、覗いた。

もちろん、気づかれないように。

さっきの声の主と思われる女生徒の
姿は見えたが、相手は見えなかった。