今日は何なんだろう。
ことごとくついてない。
神様に見放された私は
結局ご飯にありつけず、
昼休みが終わってしまった。
女子といっても育ち盛り。
よく食いよく眠りよく太る、
乙女の欠片もない時期。
そんな時の空腹は、
想像を絶するものである。
「ぅああぁぁぁ・・お腹空いたぁ」
「何なの、気持ち悪い」
「わぁーさっきと違って
冷たいな・・ユミリン」
「そりゃあ、
さっきは・・・・・何でもない」
「・・?」
ユミリンが急に口をつぐんだことに
疑問には思ったが、
深くは気にしなかった。
またもや保健室。
見舞いに来てくれた
ユミリンと話していた。
蓮君に早く会いたいのは
やまやまだが、どうしても気まずくて
教室に足を踏み入れれない。
「別れよう」発言をしたのが
教室なため、それを見ていた
生徒の視線が怖いのだ。