「そろそろ、電車かぁ」

「うん(^^)」

まるで、さっきのことなんか
なかったように
私たち2人は、電車に乗り込んだ

「なぁ」

「ん?」

「男に話しかけられたら『陸ー!』って
呼べよな」

「うん」

「助けに、いくから」

「うん(^^)ありがと」

陸は6年前の『あの日』を
まだ引きずってるんだね。

ごめんね。
私のせいなのに。

それと、ありがとね。