赤い薔薇の下で【六花の翼コラボ】





「…な、なんで泣いて……!」



龍真が、仏頂面のまま低く呟く。


だけど、その仕種や雰囲気から…龍真が焦っているのが伝わってきて。


それがまた、愛しくて。



「……りゅうまっ!」



私は思い切って、自分から龍真に力いっぱい抱き着くと。



「わ、私も…龍真のこと好き。
ううん、大好きっ!!」



ボロボロと『嬉し』涙をこぼしながら、しっかりと自分の気持ちを伝えたのだった。