ずっと私は、自分に自信が持てなかった。 自分はまりあのように美人ではないし、清良のようにサッパリとした…誰からも好かれそうな性格をしていない事を、自分自身が一番よく知っていたから。 だから――こんな恋心、叶うはずないって。 そう、思ってたのに。 「…ぅ……ふぇっ…」 どうしよう。どうしよう。 嬉しすぎて、涙が溢れちゃうよ……。