「っ、」 ピク、とまりあの背中が揺れる。 それを感じながら、瑛は静かに口を開くと―― 「分からない――…が。お前からの告白は、とても嬉しいと感じた。 ここに来るまでの間、お前が泣いているかと思ったら不安になった。 泣いているお前を見た時、あまりにも頼りなくて――守りたい、抱きしめたいと思った。 ……今だって、」 そこで言葉を区切ると、まりあの身体を反転させ 「お前の事を――何故だろう、とても愛しく思う」 まりあと視線を合わせたまま、真顔で言い切った。