赤い薔薇の下で【六花の翼コラボ】





「っ、」



ピク、とまりあの背中が揺れる。


それを感じながら、瑛は静かに口を開くと――



「分からない――…が。お前からの告白は、とても嬉しいと感じた。

ここに来るまでの間、お前が泣いているかと思ったら不安になった。

泣いているお前を見た時、あまりにも頼りなくて――守りたい、抱きしめたいと思った。


……今だって、」



そこで言葉を区切ると、まりあの身体を反転させ



「お前の事を――何故だろう、とても愛しく思う」



まりあと視線を合わせたまま、真顔で言い切った。