すると、 「あーもーわかってへんなぁ!!しゃーない、先輩こっちや!!」 頭を抱えて叫んだオーリィが、瑛を無理矢理教室の隅へと引っ張った。 そして、怪訝そうにする瑛へ向き直ると 「えぇんですか!?」 「は?」 「まりあ、このままやと誰かの彼女になるかもしれんのですよ!?」 「……はぁ?」 まくし立てるオーリィに、瑛は思わず首を傾げた。