そんな神無にやっと安心したらしいまりあは、 「…ま、そうかも。神無、昨日は顔からコケてたもんねー」 そう言ってくす、と笑うと、放り出されていた神無のかばんを拾い上げ、そのまま教室へと歩きだした。 「はぅ!?ま、まりあっ、間違えてる!!私のかばんも持ってるよ!?」 「失礼な。神無じゃないんだから間違えないよ?」 「さりげなく侮辱された!?っていうかそっちの方が失礼だよぅ!!」 「またまたー。 天然さんが何言ってんのー」