砂浜の上を走って、悠に近づく。




その時……

「わっ⁈」


慣れない砂浜を走ったせいで、足がもつれた。


やだ…!
転ぶ……‼




"どさっ"

⁇⁈


「ふぅ。ほんと、お前って危なっかしい」

顔を上げると、悠の顔がすぐ近くに。


‼‼‼‼

私が転ぶ前に、悠が私を受け止めてくれた。


「あっ、ありがとう‼」

そう言いながら、どんどん顔が熱くなっていくのが自分でもわかる。