舜也が頷く。 「だからさ、本当に真梨が好きな人への詞にすればいいと思うんだ」 「本当に私が好きな人…?」 そんな人はいるのかな? 確かに、告白した後も心のモヤモヤ消えない。 でも…その人は、一体誰⁇ 私には、思い当たる人が1人もいない。 舜也は微笑んで 「真梨の本当に好きな人、気付くといいね。その時は俺も、精一杯応援するよ」 最後にそう言って、舜也は部屋を出て行った。