少し歩いたところにバス停がある。


そこには…見覚えのある姿が。

あれ……もしかして

「悠⁇」

私が声をかけると、その人が振り向いた。


「おっ、真梨じゃん」

振り向いた人は、やっぱり悠だった。


「なんで俺ら会うんだ⁇お前、家近く?」

そう聞いてくる悠に
「うん」
と答える。


「マジか。案外近いのかもな、俺らの家。あっ、バス来たぜ!」


少し遠くの方にバスが見えた。