3日間お世話になった『芸能事務所 RAINBOW』を出発し、再び羽田空港に来た。 「あれっ?悠‼」 「おっ、おう!」 入り口付近に、悠の姿があった。 「先、帰っちゃったんじゃなかったの⁇」 さっきの舜也との会話を思い出す。 「あ…あぁ。ちょっと……。あ!飛行機の時間間違えてさ。暇してた」 「なぁーんだ。そうだったの、よかったぁ」 先に帰ってなくて、よかった。