・・・・・やめよう。 車椅子に乗れたって、どうせみんなと同じ様には歩けない。 病室に帰ろう。 ・・・・・・・。 「・・・・・よいしょ」 ・・・・・・あ、乗れた。 すんなり車椅子に乗れた。 「・・・・・『よいしょ』て」 顔を上げると、半笑いの広瀬がいた。 広瀬はシゴト終わりなのか、私服だった。 私服の広瀬、並。 再確認。 オレは、広瀬が好きではない。