Love☆Situation〜恋する乙女に送る物語〜



涼しい顔で、
あたしの前に立っている智。


「高崎に6時にここに来いって」


「あたしも・・・」




・・・・・・・・有華ってば。


智が来るなんて一言も言ってなかったじゃん。



「なんで、そんなにオシャレしてんの?」


「有華にオシャレしてこいって言われたの」


「・・・・・・そっか」


"そっか"って何よ!!


「お前、誕生日だろ?これ・・・・・・」




あたしに差し出された箱

前にも見たことがあるような・・・