何故こんなに好きになったんだろう?






「大丈夫やろ。多分」


「多分って…。てか何気にテレビより愛想悪いですね…?」


「そらテレビやもん。ほんまにあんなキャラおったらそれこそアイドルやで。」


「NaTsu君は、」


「てかそのNaTsu君って呼び方やめぇや。気色悪いわ。夏輝でえぇし。」


えっアイドルなのにいいの?


「じゃあ夏輝は学校に来てるけど1人だと暇だねぇ。」


「そう思うんやったらまた遊びにきてや。」


えっ!!それってアイドルと恋しちゃう系っ!?


「何を勘違いしてんのかは知らんけど友達としてな?」


「じょ、冗談ですよ〜。」


「やっぱ思ってたんやんか。」


「あっ…。」


「あははははははっ!!あんた馬鹿っぽいっ!!そういや名前は?」


いまさら〜…。


「花丘 珠李です。」


「珠李かぁ。ほなまた旧校舎探してみ。多分そこらへんウロチョロしてるし。」


「う、うんっ!!」


「ほななぁ〜。」


そう言って夏輝は去っていった。


す、凄い…。


私新しいお友達が出来ちゃった…。


これは帰ってすぐ2人に報告だな!


そして私は急いで教室に帰ることにした。