私はもうパニック。 私なにかしちゃった!? そう考えている間にも女子の目からは ポロポロと涙がこぼれている。 「夏菜、大丈夫だ。 とりあえず今日は家に 帰ろう?」 「………えぇ。」 「ちなみにあんた何を話そうと してたの?」 「学校までの道を…。」 何故か申し訳なくなり声が 必然的に小さくなる。 「じゃあ今きた道を戻って初めの橋を渡ってそのまままっすぐ行けば着くよ。」 「あっありがとう!」 「どういたしまして!」 とその男子は笑顔でそう言い去って いった。