教室を出ようとした時に
私達を止めたのは、沙希。
「菊池くん、ちょ~っと美嘉借りてくね~!」
そぅ言うと私の手をとり走り出した。
「え、ちょ…!!?」
私は沙希に引っ張られながら教室から出た。
沙希に連れられて来たのは女子トイレ。
「沙希、いきなりどーしたの?」
私がそぅ聞くと
「美嘉、あんたそんな格好でデート行くき?」
「へ?そぅだけど…「あまーーーい!!!」
沙希がいきなり大声を出すから
私はビクッとなってしまった。
「美嘉、あまい。あますぎる!」
「あ、甘い?」
「そぅ!美嘉の考えが甘いって言ってんの!
何その格好!ただの不良じゃん!!」
「え?だって、これは私のキャラだから…」
「キャラだとしてもデートだよ?デート!!
付き合い始めたカップルの最初のイベントといえば
デート!
どんなに不細工な女の子だって
デートとなれば一番可愛い格好で行く!
どんなに不細工でも気合いをいれるデートの日は
輝けるのよ!!」
「は、はぁ…。」
なんか、
沙希ものすごく失礼なこと言ってない…?
「だからさ、うちが言いたいのは
美嘉にももっと気合いをいれて
デートに行って欲しいのよ!
可愛くして、菊池くんを驚かせちゃおぅよ♪」
沙希って、
すごく私のこと気にかけてくれるよね。
そぅいぅところも好きなんだよねー♪
「分かった♪どーすればいぃの?」

