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『おかあちゃま!!わたし、ぎゃくハーレムがほしいでちゅ!』






…そう、それは私がまだ4歳のときだった。



小さい頃から寝る前はお付きメイドの小夜さんに少女漫画ばかり読んでもらってた。



小夜さん、読むのうまかったな~。
もうやめちゃったけど。





その中にはかっこいい男の子に囲まれてチヤホヤされる、所謂“逆ハーレム”の漫画もあったわけでして。





私は急いで布団を抜け出して、ちょうど仕事から帰ってきたお母様に叫んだんだ。







「マコも男の子がたくさんほしい~!!!」





って。