目の前には、黒い瞳。
綺麗な髪が私の頬をくすぐる。
まって…
「んんっ…はぁっ、ん…」
……待って
「んんんっっ!!!!!????」
ディ…ディ…
Dキス!!!???/////
「キャー!!///」
「エッロー!!」
「うわぁー!…」
そんなこと言ってないで、助けてよ!!
ねぇ!
…こんなのありえないよ…。
好きでもない人とキスして…
ッ…
涙が頬を伝う。
抵抗するが頭を押さえつけられていて、動けない。
…息がっ…。
「あ…ね…んぅ」
茜ッ…。
助けてー…
「離してやんなよ」
…シンッ
と教室が静まる。
一瞬、茜かと思った。
けど、
その声は、低くて。
聞いたことある声だったのー…。

