「…てんこーせい?」
あれから月日は立ち、優くんは結局いってしまったが、
私はまだ優くんを好きでいる。
お祭りとか、
プールとかいって
夏休みは終わってしまった。
…で
「転校生がくるの?」
「そうらしいよー…。なにやら、イケメンらしいっ!!!
絶対落とそー」
な、な、な、なんつーことを茜さん…ッ!
「イケメンねぇ…」
イケメンと聞いてパッと思いだすのは家庭教師。
…まぁ、顔だけですけど。
「チャイムとっくになってるぞー。席につけ!」
「あれ、今日てっちゃんじゃないじゃん。てっちゃんどうしたんだろ」
茜が不思議そうにみる。
「あっ、席つかなくちゃ」
そういって茜は席に戻っていった。
…嫌な予感。