「なー。まだ、怒ってんの?実江ー」
「チビっていったし、もう知らない!」
「嘘だってー。つい、言っちゃったんだって。ごめんごめん」
只今、学校から帰り道。
こんな、やり取りは少ないことはない。
「…次いったら、絶好だからね」
といって、仲直りするのがいつもの落ちなのだが。
「あっりがと♪実江だいすきぃー」
ギューと抱きついてくる茜。
「っもう。…じゃあね。」
「ん。またな!」
ガチャ
「ただいまー…」
靴を脱いで、自分の部屋のベッドに倒れこむ。
「ふぅ……」
ピーンポーン…
「ん、ああ?…もう誰よ」
そういいながら起き上がって玄関に駆け寄る。
「はーい」
ガチャ
「こんにちは☆」
「は…?」
イケメンド変態家庭教師、ここに見参。

