「ひどぃ~…茜」








私がこんな時でも、いつもと変わらない調子の茜。



なんつー奴だっ。









「優くんが心からそんなこと言うと思ってる?」









なに、その意味深質問。








「思ってるわけないじゃん…。けど…キモ…って…」










うっ……泣けてくる。












「こんなとこでなくなよ」









こんなとことはまぁ、学校のことで。

昼休憩でお弁当を食べるはずなんだけど喋ってばかりでお箸が全然動いていない。














「あのねっ……!!!!!!優くんは……っ」














茜がいきなり大きな声をあげる。





何かを言いかけたがやめてしまった。











「…ううん、なんでもない」














茜がしゅん…と悲しそうになる。









……???